プリンスレース

お疲れ様です、5回生大槻です。
8/24-25に琵琶湖かんとりーはーばーにて開催されたプリンスレースのレポートです。
後輩達が九州NT練習会に行っている裏で一人琵琶湖へ行ってきました!
後輩には、一度練習会に参加してほしかったので、私を置いて行って来い!と送り出しましたが、しっかり大切なことを掴んで来てくれたようで良かったです。
毎年お世話になっています、かんとりーはーばー様、レース運営ありがとうございました。琵琶湖は毎年なんだかんだ良い風が吹いて、無微風〜プレーニングと広い風域でレースができます!今年もハードで楽しい8レースでした!
1R 南 1m
ド下有利
下1はポートがオーバー目のアプローチになるほどの下有利
真ん中下目からポートで出てフレッシュの中マスパンこぐのが正解だったと思います。
ただ、私は下まで辿り着けず、本当にスタートするとは思わなかったのでタックが遅れて飛び抜けられませんでした。真ん中でしたが、あそこでしっかりフレッシュ掴めてたらかなり良い感じに走れたと思い、後悔してます…。
風はフレフレ、下りも上りもぐちゃぐちゃで何度もブランケに入り進まなくなり心折れかけました。走れなくてもへこたれず、海面をしっかり広く見渡し続けることって意外と難しくて大切だと思います。フレすぎるからこそ、なんだかんだ逆転のチャンスは無数に転がっていたように思います。
それから、無微すぎて一旦ブランケに入ると進まなくなるので、マーク回航もアプローチも思い描いたコースを少し曲げてでもブランケに入らないこと。フレッシュで走り続けることが何より大切だと思いました。
このレースのスタートは去年のインカレ予選最終レースを思い出しました。
スタート4分前くらいにドドド下有利になって全員死に物狂いで下を目指すも辿りつけない人続出、ド下から出るとポートでオーバーアプローチ、アウター付近はポートとスタボの大事故。下から出て下らせながら漕ぐよりも、結局真ん中下寄りからフレッシュとってマスパンでゴリゴリ登らせた人が走っていたレース。
あのスタートも成立するとは思いませんでしたが、あの時学んだことが活かせてないなーと痛感しました。スタートは何があってもジャスト第一線で切る!心に留めておきます。
プリンスは毎年かなり啓蒙的なレースコースになっているので、このスタートを成立させたのは、去年のインカレ予選覚えてるか、あの時走れなかったやつ、今度はちゃんとスタートできてるか?
というメッセージではないかと、勝手に受け取りました。全然違うかもしれませんが…。
2R 南1m
ブラックで10人くらい引っかかる。
2分前くらいで上有利すぎて半分くらいの人が出ていました。
最低限、自分がいる位置が出てるかどうかはラインの真ん中にいたとしても把握できるようにしようと思います。アウター見えない時点でおかしいのでブラックの時は攻めないようにします。
ただ、自分より上or下が出てて、自分より下or上がちゃんと並んでるみたいな板挟みの状態、ライン落ちてる方に合わせると落とされそうだし、上がってる方に合わせるとコールされそうだし。この時の答えがまだわかりません。誰かに聞こうと思います。どなたか、また教えてください…!
上有利すぎて下りスタート、スタート位置は上目いいところで切れましたが、ゴタゴタでフレッシュには届きませんでした…。風フレまくりで1R目と同じく、カオスなレースに。1下でアプローチ集団のブランケに入り、進まなさすぎて心折れそうになるも視野を広く持ち続けました。2下のアプローチはフレッシュの中走り続けることができたので、今度は逆にブランケでもがいている艇団を抜けました。
いかなるレースも100点を目指すのではなく、80点でも70点でもいい。今ダメダメでも視野を広く持つ。投げ出さない。失敗しても、すぐにカットの文字を頭に浮かべない。そこから挽回のための最高のコース取りを常に考え続けること!…ってすごく難しいですね…。
3R 南南西 4-6m
吹いてくる。上有利目?
上10艇目くらいからスーパー神スタートで出て、ストパン入れてハーネスストラップで気持ちよく左に伸ばしました。
右艇団とそんなに変わらなかったように思います。右にも左にもブローが入っていたみたいです。でも右奥に入っているブローには全く気づけませんでした。
1上はシングルくらいで切れました!ただ下りがものすっごく遅かったです。トラッカー真ん中に下げたのが一番の敗因です。私じゃアンダー入りませんでした。アンダーが今の一番の課題で、特に、メンズが上から下までアンダー漕ぎ続けるような少し物足りないくらいの風域でアンダーがこげません。
2上は左に行こうかと思いましたが、明らかに周りの速い人達がみんなで右に伸ばしていたので合わせて右奥へ。ここで右奥にブローが入っているのに気付く。去年のプリンスの右奥にあるブローを取りに行ったレースと全く同じでした。
漁の柵に阻まれてポートを伸ばし切れずにタック返すのを余儀なくされるところも一緒。2上は自分を信じず、周りの速い人達を信じたおかげでいい感じに走れました。
2下はトラッカーそのままで、上付近ではアンダー入れて、風がなくなった下付近ではしっかり1漕ぎしました。でもやはりギリギリアンダーの風域が遅いです。
このレースは12位!!
4R 南南西 4-7m
下有利
3R目で右奥のブローが全く見えていなかったことで自信を失う。浜名湖で1万円のサングラス買ったのに…。
海面を見ると3R目と同じように左が黒くなっているように見えるが、今度は自分を信じず右奥のブローを信じて3Rの2上と同じように右奥に突っ込む。上目から出ていい感じのスタートを切って、かなり早目にタックを返してポートでしばらく走って後ろを向くとみんな左に伸ばしてました…。そんなまさか。と信じず右奥まで行くと案の定あまり入っておらず、アプローチの間にぐんぐん左艇団が伸びていき、左が完全に右に勝ってました。半分以上上ったあたりで、左に入っていたであろうブローがようやく届いてすごく気持ちいいハーネスストラップに。
下りはアンダー何故かうまくこげました。2上はみんなに合わせて右に伸ばす
。これはなぜか良かったようで、いい感じにまくれました。2下はアンダーでプレーニング入ってまくりながらゴール。
ゴールめっちゃ綺麗にプレーニングで切れて、ベストショット撮ってもらいました!ありがとうございます。アイコンにします!
後から、琵琶湖での南からのブローの入り方を教えてもらいました。今回の海面は右左という考え方ではなかったようです。今まで何回ここで乗って来たか分かりませんが、また一つ新しいことを学びました。
5R北〜南?0.1.m
無微風、スタート失敗、フレまくり、延々ブランケットで何も覚えていません…。
6R 北 2m
微風 リーパン
スタート並べていたのに周りより一漕ぎ目が遅くて失敗。コースは特筆すべきことはありません…。スタートホーンの瞬間に周りと同じ位置にいれば、メンズに漕ぎ負けるので、とにかく一艇身出ることが大事。
7R目 5-6m 北
やや上の右海面を使う。スタートは下有利。真ん中上目から出て少し伸ばして右に展開。スタートでストパン漕げずに置いてかれる。ハーネスストラップはそこそこいい感じでしたが、下りでアンダー入れられずにすごく遅かったです。
8R9m 北8m-
スタート上目、自分より下が凹んでて上は凸って、どうしようという感じでしたが、アウター船丸見えの状態でいいスタートを切りました。リコールは少し心配しましたが意外と大丈夫でした。少しスタボで伸ばしてから、右に伸ばす。
右奥のブローが強くてだんだんしんどくなってくる。アプローチはスタボリフトの風が入っててオーバー目。ダガー抜いてた山田くんに抜かれる。下りはトラッカー操作遅い。ジャイブやトラッカー操作中の波で2回ほどセール落としてしまいました…。吹きと波の中でも細かい操作の完成度をあげます。
2上はオーバーで波もあってかなりしんどかったです。スタボで右海面に伸ばす中、ダガー脱いたら私だけ下ってました。かなり右奥まで伸ばしてタック。スタボは下らなかったけど滑ってました。後ろ足入れて、上らせたいけど上れない思いが先走った。ノボプレは、エッジで走らせて、体勢が安定して、そこでようやく良い角度で走れるのでまずはしっかり綺麗なフォームで。
プレーニングの下りは角度もよかったと思います。ジャイブは下手でした。
2上の上りで下りまくったのが痛かったです。順位は伸びませんでした…。
課題
*骨折のブランクでマスパンがかなり遅くなった&漕ぎの体力がなくなっていた
*吹きと波でのトラッカー操作が遅い
*プレーニングでセール返してからの走り出しで上ってしまい下らせはじめが遅い。
*吹きのジャイブ、波がある時ミスが多い
*物足りない風でアンダーを入れられない
今回の気付きの中で一番大きかったのは、"奇跡とは起こるべくして起こっている"ということです。他大学の奇跡と呼ばれている、呼ばれていた選手と話して気づきました!
まず練習量が違います、それから1分1秒にかける想いが、違います。
ONE PIECEのイワちゃんが私の頭の中で「奇跡ナメんじゃないよォ!!!」と叫んでいました。
最後の九山まであと数ヶ月。春からずっと、肘を痛め足を骨折し、思うようにウインドができず、最近は砂時計の砂が落ちるように時間が過ぎ去るのを感じ、意味もなく生き急いでいましたが、この数ヶ月はこのまま生き急いでもいいかなと思います…。
プラスクラス4連覇の小松さんのウインド観がカッコ良すぎました。私も頑張ります!
PHOTO by 福田 倫太郎さま!ありがとうございます!

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